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「オーケー」が大阪に上陸、開店前に“300人行列”の熱気 社長「競合より高ければ値下げ」の気迫「粉もん」総菜を展開(4/4 ページ)

首都圏を中心に展開するスーパーマーケットのオーケーが、関西に初進出した。次の店舗はどうなる……?

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創業者が逝去、関西への進出

 オーケーにとって2024年は、大きな転換点となった。4月に創業者の飯田勧氏が逝去し、創業者なき後の経営という新たな局面に入った。そうした中での関西進出は、同社の次なる一歩となっている。「異なるエリアに出店し、食文化の違いも実感した。関東市場で培ってきたことを関西で客観的に評価いただき、逆に関東でも生かせる要素も発見できた」(二宮社長)

 これまで関東での出店計画は年間2ケタとしてきたが、上方修正する構えだ。物件についても、出店エリアを増やせる手応えを感じているという。ただし、店舗数の拡大と人材育成のバランスを重視し、持続的な成長に向け、採用・育成面での体制も整えていく。

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2024年はオーケーにとって転換点の1年となった

 物価高騰が続く中、小売各社は価格転嫁を進めている。営業経費の上昇も重なっていることから、業界の今後は「企業間の体力差が一層鮮明になる」と二宮社長は指摘する。

 今後の課題は、高井田店やこれからオープンする店舗が地域に支持されるかどうかだ。新たな市場で、どこまで存在感を示せるだろうか。

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