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累計8万台突破の一人用着るこたつ「こたんぽ」 最新モデルで「足元」を大幅リニューアルした理由(2/2 ページ)

家電メーカーのサンコー(東京都千代田区)が販売する“着るこたつ”こと「こたんぽ」(希望小売価格1万2800円)が、定番化しつつある。2017年に販売し、累計販売台数は8万5000台を突破。何度も改良を重ねており、最新モデルでは足先の寒さに着目した。

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最新モデルでは、足元の冷えに着目

 こたんぽは2017年の発売以来、6回リニューアルしている。最新モデルでは、足元の部分を改良した。「冷えが気になる部分として特に多いのが足元です。足元をしっかり温められるようにするため、足先までヒーターを搭載しました」(同社広報担当者)

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最新モデルでは足元をリニューアル(プレスリリースより引用)
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足先までヒーターを搭載(プレスリリースより引用)

 こたんぽの足底の部分は着たまま移動できるよう、開いて足を出せる仕様になっている。そのため、冷気が入りやすいという課題があった。そこで生地を多層構造にし、冷気が入りずらいようにしている。

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生地を多層構造に改良(プレスリリースより引用)
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足底の部分(編集部撮影)

 広報担当者によると、こたんぽの人気は2021年頃から高まったという。「当時、高騰する電気代に頭を悩ませていた消費者から、『エアコンを使わなくてもあたたかく、節約になる』と人気を集めました」。最近ではこうした節約意識に加え、スペースの都合上こたつを置けない人や、こたつの温もりを気軽に味わいたい人からも支持を獲得。サンコーにおける、冬の定番商品へと成長したという。

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節電意識の高まりから人気を獲得(プレスリリースより引用)

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