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カインズ、埼玉・日高市に「関東最大級」の流通センター 再生可能エネルギーを7割使用
カインズは1月13日、「カインズ 日高流通センター」の本格稼働を開始する。同社の流通センターとしては、関東エリアで最大級の敷地面積および保管能力を有する施設。太陽光パネルを屋根の前面に設置しており、使用電力のうち7割を再生可能エネルギーで賄う見込みだ。
カインズ(埼玉県本庄市)は1月13日、「カインズ 日高流通センター」の本格稼働を開始する。同社の流通センターとしては、関東エリアで最大級の敷地面積および保管能力を有する施設となる。
同施設は首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の狭山日高インターチェンジから約3.4キロ地点に立地。横浜市・相模原市・さいたま市・千葉市などを結ぶ国道16号との結節点にも当たることから、首都圏の店舗への好アクセスが見込めるという。
敷地面積は約5万5000平方メートル、延床面積は約6万6000平方メートル。駐車台数は285台となっている。トラックバース(荷物の積み下ろしに使用するスペース)を施設の3面に設けているのが大きな特徴だといい、これにより合計127台の同時接車が可能となっている。また、荷積みや積み下ろしにかかる時間を短縮するため、バースの予約システムも導入した。
環境への取り組みとして、屋根の全面に太陽光パネルを設置した。これにより、施設の使用電力のうち70%を再生可能エネルギーで賄う見込みだという。また、荷物を載せる「パレット」には、お茶を抽出した後に排出される「茶殻」をリサイクルした素材を採用。サステナビリティーを重視する取り組みを積極的に進めるとしている。
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