ニトリ、「もちもちクッション」が累計450万個のロングセラーに SNSで「新作」が話題
累計で約450万個が売れているニトリの「もちもちクッション」シリーズがある。新商品の売れ行きや、購入している層について、同社の広報担当者に取材した。
プロダクトInsights
日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
ニトリの「もちもちクッション」シリーズがロングセラー商品となっている。2013年ごろから展開しており、累計で約450万個が売れている。1月には最新作として「くりまんじゅう」も展開しており、こちらも滑り出しは好調だという。
もちもちクッションには、ネコの手を大きくした商品や、肉まんや目玉焼きといった食べ物をモチーフにした商品がある。特に、後者の食べ物シリーズが人気で、過去にはギョーザ、オレンジ、スイカなどを販売してきた。広報担当者によると、もちもちクッションシリーズは大人から子どもまで幅広い世代に支持されているという。
食べ物シリーズの最新作として、1月6日に「もちもちクッション くりまんじゅう」(1990円)を発売した。和菓子をモチーフにしており、やさしい色使いが特徴。上部にはこだわりの「栗」の焼き印を付けた。同社は「ころんとした見た目、なめらかな肌触り。思わず抱きしめたくなるような存在感」とアピールしている。サイズは、40(幅)×20(高さ)×27(奥行き)センチ。販売状況についてニトリの広報担当者は「SNSで話題になっており、好調に推移している」と説明する。
食べ物シリーズでは過去に、中華系、フルーツなどを扱ってきた。今回は、もちもち感と合うさまざまな食材を検討した結果、栗まんじゅうを選択したという。
ニトリの公式Webサイトで、栗まんじゅうの商品ページを閲覧すると「4月下旬以降のお届け予定となります」と記載されている(1月24日時点)。出だしが好調な新商品はどこまで売り上げを伸ばせるか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
セブン、コメ価格高騰でおにぎり・お弁当一部値上げ 「塩むすび」は108円→128円へ
セブンはおにぎりや弁当といった一部の米飯商品について、1月27日から順次、値上げや規格の見直しを行う。原材料費などのコストの上昇、とりわけ米の価格高騰を受けてのものだとしている。
低価格帯に注力し始めたセブン 「コンビニ絶対王者」がシフトチェンジを余儀なくされたワケ
ここ最近、コンビニ王者のセブンが「うれしい値!宣言」として低価格帯商品に注力している。これまで比較的高価格帯の商品で成長してきたセブンが「シフトチェンジ」した背景には、どのような戦略があるのだろうか。





