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なぜ、本物のお菓子みたいなふわふわクッションが好調? コラボする食品メーカーの狙い(1/2 ページ)

宝島社が食品メーカーとコラボして、ロングセラーそっくりなクッション付のファンブックを販売している。その狙いについて同社の広報担当者に取材した。

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 宝島社が食品メーカーとコラボしたファンブックの売り上げが好調だ。2023年12月発売の『北海道チーズ蒸しケーキFAN BOOK』(3080円)は、発行部数が17万部を突破。2025年1月15日発売の『LOTTE CHOCO PIE チョコパイふわふわクッションBOOK』も初速は好調だという。いずれも、知名度のあるロングセラー商品をモチーフにしたぬいぐるみやクッションが付録として付いている点が特徴だ。こうした商品を企画した背景について、宝島社の広報担当者に聞いた。


宝島社の『LOTTE CHOCO PIE チョコパイ ふわふわクッションBOOK』は初速が好調だという(出所:プレスリリース、以下同)

 1月15日に発売したチョコパイふわふわクッションBOOKには、2023年に40周年を迎えた人気菓子「ロッテのチョコパイ」そっくりのふわふわクッションが付いている。同社は「見ていても触っていても癒(いや)されること間違いなしで、肘置きや抱き枕など好みに合わせて使えるのも嬉しいポイント」とアピール。誌面では、「チョコパイサンド」や「チョコパイの天ぷら」といったアレンジレシピを紹介している。

【更新:2025年1月30日午前11時45分、ロッテのチョコパイを解説する文を一部修正しました。】


さまざまな利用シーンを訴求

 なぜ、このような商品を企画したのか。広報担当者は「2022年に発売した『LOTTE CHOCO PIE チョコパイ ポーチ SET BOOK』が好評だったことから、また何かチョコパイで商品化できないかと考えたのが始まりです」と説明する。チョコパイのファン層は子どもから大人まで幅広いので、たくさんの人がほしくなるアイテムとしてクッションを選択したという。子どものころに食べてファンになった人も多く、なつかしさやかわいらしさを感じられる商品というのもポイントだ。


さまざまな利用シーンを訴求

 宝島社と組んだロッテにはどんな狙いがあるのか。チョコパイのブランドパーパス(存在意義)は「どんなときもそっと寄り添い、まぁるい心でつながる」だ。クッションは「寄り添い癒しを与える存在」として親和性が高いとロッテが判断したという。


『LOTTE CHOCO PIE チョコパイ ふわふわクッションBOOK』

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