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ますます忙しくなるビジネスパーソン、足りない時間をどう使う?(2/3 ページ)

コロナ禍が落ち着き、ビジネスパーソンがオフィスに戻り、日常の仕事のスタイルが戻った2023〜24年でしたが、日本のビジネスパーソンは、ますます忙しいと感じ、ストレスが大きくなっているようです。

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ビジネスにおける価値は、アウトプット

 オンタイムの価値を上げるには、改めて考えるまでもなく、スキルを伸ばさない限り、アウトプットに変化はありません。

 誰もが、これまでとは異なる成果を出したい、認められたいという欲求は持っていると思います。しかし、そのための実行に移せない、結果これまでと同じスキルとインプットで仕事をしても同じアウトプットしか出ない、これまでと何も変わらない、という状況の人は少なくないと思います。

 スキルアップのために計画し、行動することを習慣化している人は、少数でしょう。しかも、時間に追われていて、1日24時間でも足りないと考えている人にとって、さらに「自分のスキルを上げる」ための時間を確保するのは、相当難しい状況と言えます。しかし、こういう時代こそ、時間管理、タスク管理を駆使し、自分の価値を高めることを実行する必要があります。

 スキルと言っても、職種やポジションによって求められるスキルはさまざまですが、習慣化できない理由の第一は、自分のスキルの段階が現在どこにあるのかが分からないことだと思います。中でも、ビジネススキルとして総合力が求められるマネージャーや営業、事務職に従事している人にとっては、具体的なスキルが何かというのはわかりにくいものです。「自分にない」と正直に考えるのは、せいぜい、目に見える表面的な知識や情報だけです。

 少し古い調査結果ですが、総務省が行った「ICTの進化が雇用と働き方に及ぼす影響に関する調査研究」において、興味深い調査結果が出ています。

 人工知能(AI)の活用が一般化する時代に求められる能力として、特に重要だと考えるものは、「1位:チャレンジ精神や主体性、行動力、洞察力などの人間的資質」「2位:企画発想力や創造性」「3位:コミュニケーション能力やコーチングなどの対人関係能力」「4位:情報収集能力や課題解決能力、論理的思考などの業務遂行能力」「5位:語学力や理解力、表現力などの基礎的素養」という結果でした。

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