オンプレミスからSaaSへ移行し「満足」52％ 最も苦労したことは？（2/2 ページ）

SaaSへ移行した企業の満足度は52％に上ることが、jinjer（東京都新宿区）による調査で明らかになった。移行時に最も苦労したこととは。

[サトウナナミ，ITmedia]

　SaaS導入後の業務効率化に関して「満足」は合わせて51.8％だった。一方で「あまり満足していない」「非常に不満」とした人は合わせて11.1％だった。

SaaS導入後の業務効率化への評価（jinjer調べ）

　SaaS移行に満足している理由については、「運用・保守のコストの削減ができた」が最も多く42.8％。以降は「システム保守・管理の属人化を解消できた」（35.7％）、「リモートワーク等、多様な働き方を実現できた」（33.9％）と続いた。

SaaS移行に満足している理由（jinjer調べ）

　一方で、SaaS移行に不満を感じている理由は「カスタマイズ性に制限があり、できないことが多い」が最も多く、36.5％。以降は「他の既存システムとの連携・統合が複雑」（26.9％）、「運用にあたり必要機能が不足している」（17.3％）となった。

SaaS移行に不満を感じている理由（jinjer調べ）

　調査は1月16〜20日にインターネットで実施。企業の経営層および人事担当者236人から回答を得た。