ニトリ、フローリングを想定した「掃除機」発売 “2台目”需要見込む：プロダクトInsights

ニトリは、ワイドノズル型「コードレススティッククリーナー」を発売した。価格は1万1990円。

[堀内ひろ，ITmedia]

プロダクトInsights

日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。

　ニトリ（札幌市）は、エディオン（大阪市）と共同開発したワイドノズル型「コードレススティッククリーナー（EY101SC）」を発売した。価格は1万1990円。

ワイドノズル型「コードレススティッククリーナー（EY101SC）」（出典：プレスリリース、以下同）

　ニトリは2024年9月に、パワーブラシを搭載しながら約1.1キロという軽さを両立したコードレススティッククリーナーを発売し、人気商品となった。今回、「フローリングの掃除ができれば十分」という利用者の声を受けて、床用ワイドノズルのコードレススティッククリーナーを、より安い価格で発売することとなった。

　床用ワイドノズルはノーマルブラシを採用し、その分フローリング掃除の使いやすさを追求。横幅約26センチのワイドノズルであることから、一度に広い床面積の吸引が可能となっている。

　フローリングがメインの単身世帯向けの清掃ニーズを想定しつつ、ファミリー層の住宅においても、各階に1台設置することで、階段や廊下、自室など“スポット清掃”のニーズに応えていくという。また、2台目のスティッククリーナーとしての需要も見込み、売り上げ拡大を目指す。

床用ワイドノズル

溜まったゴミは本体からダストケースを外さずにワンタッチで捨てられる

　1.1キロの軽量ボディと、握りやすいハンドル形状、パイプやノズルを外してハンディクリーナーとしても使用できる仕様は現行商品と同じ。連続使用時間は標準モードが約30分で、強モードは約12分。USB Type-C充電式で、充電時間は約6時間。

　集じん容量は約0.15リットルで、たまったゴミは本体からダストケースを外さずにワンタッチで捨てられるようにした。ゴミに直接触れずに廃棄できるので衛生的だという。

使用時のイメージ

　カラーはホワイト、ブラックの2種類。USBコード、マルチブラシ、2Wayノズル、お手入れブラシが付属する。