これまで以上に転職が当たり前になった今、転職者の年齢層や職種はどのような状況にあるのか。パーソルキャリアが調査結果を発表し、2024年に同社の「doda」を使って転職した人の平均年齢は32.7歳だった。前年から0.3歳上がった。
2024年に転職した人の平均年齢を男女別に見ると、男性が33.6歳、女性が31.2歳。男性は0.3歳、女性は0.4歳プラスとなり、2年連続で上昇した。
転職者の割合を年代別に見ると「25〜29歳」(36.7%)が最も高く、「30〜34歳」(23.1%)が続いた。前年から最も伸びたのは「40代以上」(16.6%)で、1.7ポイントの上昇。同社は「即戦力を求める企業では経験豊富なミドル層の採用ニーズが高く、調査結果もこの傾向を反映している」と分析する。
転職者の割合を年代と転職前の12職種区分別で分析すると、全ての職種で「25〜29歳」が最も高かった。また「コンサルタント/不動産専門職」では「40代以上」も同率(28.6%)でトップとなった。
dodaを利用し、2024年に転職したビジネスパーソンを対象に調査した。有効回答数は約5万件。
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