苦手な部下の特徴 2位「反抗的な態度をとる」、1位は?
人材派遣業を手掛けるR&Gは、職場に部下がいる418人を対象に、苦手な部下に関する意識調査を実施した。職場に苦手と感じる部下がいる人は83.3%、苦手と感じる部下の特徴の1位は「報連相をしない」だった。
人材派遣業を手掛けるR&G(さいたま市)は、職場に部下がいる418人を対象に、苦手な部下に関する意識調査を実施した。職場に苦手と感じる部下がいる人は83.3%、苦手と感じる部下の特徴の1位は「報連相をしない」だった。
職場に苦手と感じる部下が「いる」と答えた人は83.3%と、ほとんどの上司に該当していた。
苦手と感じる部下の特徴の1位は「報連相をしない」(16.3%)で、以下「反抗的な態度をとる」(12.2%)、「上司を馬鹿にしている」(8.1%)、「自分の非を認めない」(6.7%)、「人の話を聞かない」(6.0%)、「自分で考えない」(5.3%)、「反省がない」(4.8%)が続いた。
「報連相をしない」と答えた人からは、「要報告な仕事を報告せず進めてしまう。初めてやる仕事を自己判断で進めて間違える」(30代女性)、「情報を共有しなかったり、報告が遅れたりなど、コミュニケーション不足の人」(40代男性)、「報連相をせず、上司が尻ぬぐいをさせられる」(50代女性)といった声が寄せられた。
「反抗的な態度をとる」と答えた人からは、「反抗してくる。気が強すぎる」(20代女性)、「反抗的で指示に従わない」(30代女性)、「私に対して反抗的で、何かと文句を言い、不満があると私の上司にチクる」(40代男性)などの体験が寄せられた。
「上司を馬鹿にしている」と答えた人からは、「部下が命令してきたり、馬鹿にしたような態度を見せたりする」(40代女性)、「敬わない。タメ口を使うのも平気」(50代女性)、「年上に対してもあまり尊重がない」(60代以上男性)などのコメントがあった。
部下との関係を良くするために上司が行っていることの1位は「積極的なコミュニケーション」(40.4%)だった。2位以下には「話しやすい雰囲気を作る」(22.7%)、「適度な距離を保つ」(7.9%)、「丁寧に教える」(7.7%)、「適度に進捗確認をする」(5.7%)が続いた。
「積極的なコミュニケーション」と答えた人からは、「苦手な人ほど声掛けをして、コミュニケーションをとるようにする」(30代女性)、「世間話をしたり、定期的に私のおごりでラーメンなどを食べに行ったりする。しかし部下はそれらをうっとうしく思っているかもしれない」(40代男性)、「自分からこまめにあいさつや声掛けをして、コミュニケーションをとる」(50代男性)といった対応が寄せられた。
「話しやすい雰囲気を作る」と答えた人からは、「『いつでも何でも聞いて』というスタンスでいること」(30代女性)、「部下の意見を聞くように心掛けている」(40代男性)、「相談しやすい雰囲気を作っている」(50代女性)といった具体策が寄せられた。
「適度な距離を保つ」と答えた人からは、「必要以上に近づかず、最低限の対応。関わりを持たないようにする」(30代女性)、「仕事で困っていそうなときは話しかけるようにしているが、必要以上に働きかけてウザがられると困るので、必要最低限に絡むようにしている」(40代男性)、「少し距離を置いて、様子を見て接する」(50代女性)などの声があった。
調査は職場に部下がいる人を対象に、2024年12月22日〜2025年1月5日にインターネットで実施した。有効回答数は418人(女性221人/男性197人、回答者の年代は20代18.9%/30代33.3%/40代27.5%/50代18.4%/60代以上1.9%)。
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