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「広島の新スタジアム」集客率90%超の理由は? 街中に広がる“紫”の熱狂:エディオンピースウイング広島(5/6 ページ)
Jリーグの入場者数が増えている。2024年は過去最高を記録したわけだが、その背景に何があるのか。
指定管理者としての制約とメリット
Eピースは、広島市から指定管理を受ける形でサンフレッチェ広島が運営している。行政施設であることから施設利用料はリーズナブルに設定されており、法人や個人でも気軽に利用できる。サンフレッチェ広島も、利用者向けの食事サービスを提供し、満足度向上に努めている。
開業初年度から大きな成果を挙げた一方で、課題もある。「Jリーグの試合は満員が続いているが、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)やカップ戦、WEリーグに所属するサンフレッチェ広島レジーナの集客においては、まだ伸び代がある」(高見さん)
また、長崎スタジアムシティのようにクラブが所有するスタジアムではないため、施設の改修や内装変更などが難しい。天然芝を良好な状態に保つために、試合日以外の活用にも制限がある。こうした状況下で、いかに施設の魅力を高め、多様な活用方法を提案していくかが安定した集客力を維持する鍵になりそうだ。
「認知度を上げ、気軽に立ち寄れる場所という認識を作りたい。来場者の促進とタッチポイントをいかに作るかが今後の課題」(高見さん)
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