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新入社員の勤務形態、9割が「出社」 企業にとってのメリットは?

2025年4月入社の新入社員の勤務形態は9割が「出社」であることが明らかになった。オンラインでのコミュニケーションが定着する中、出社を前提とする理由とは。学情(東京都中央区)が調査を実施した。

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 2025年4月入社の新入社員の勤務形態は9割が「出社」であることが明らかになった。オンラインでのコミュニケーションも広がる中、出社を前提とする理由とは――。学情(東京都中央区)が企業・団体の人事担当者から回答を得た(有効回答数359件)。

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「新入社員の勤務形態」に関する調査(写真AC)

 新入社員の勤務形態について、「出社」と回答した企業は87.7%に上った。「出社とテレワークの組み合わせ」は8.1%、「入社後すぐにテレワークを実施」は0.6%にとどまった。

企業に聞く、出社の理由は?

 回答した企業からは「会社としては、テレワークと出社を組み合わせた勤務を基本としているものの、入社1年間は原則毎日出社としている」「出社のほうが社内のコミュニケーションがとりやすく、新入社員が抱えている不安を解消しやすいと思う」「出社したほうが、気軽に質問できると思う」といった声が寄せられた。

 また「出社が中心だが、インプット中心の研修を実施する日はテレワークとしている」といったコメントも見られた。

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新入社員の勤務形態(学情調べ)

若手社員のテレワークの課題は?

 若手社員がテレワークを実施する際に課題となる点については、「報連相などのコミュニケーション不足」が最も多く85.3%。「モチベーションなどの状態がつかみにくい」(82.4%)、「作業の進捗状況や成果の把握が難しい」(67.6%)と続いた。

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新若手社員がテレワークを実施する際に課題となる点(学情調べ)

 新入社員研修の実施形式についても、最も多かったのは「リアルで実施」で87.1%に上った。「オンラインとリアルを組み合わせて実施」は12.1%だった。

 回答した企業からは、以下のようなコメントが寄せられた。

  • 「勤務形態が基本的には出社のため、研修もリアルで行う予定」
  • 「グループディスカッションや資料の共同制作など、対面の方が実施しやすいコンテンツを用意している」
  • 「リアルで実施することで、同期のつながりを作ってほしい」
  • 「リアルでの研修を基本としているが、離れた拠点の新入社員にはオンラインで参加してもらう」
  • 「対面での研修を中心に、オンラインでの勤務にも慣れるために一部オンラインでの研修も実施する」
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新入社員研修の実施形式(学情調べ)

 調査は2月12〜23日にインターネットで実施した。

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