連載
「氷河期世代」はなぜ報われないのか 国の支援では解決できない、これだけの理由:スピン経済の歩き方(4/8 ページ)
「就職氷河期世代」に対する国の支援策が話題になっている。しかし本当に必要なのは、その場しのぎの「支援」ではなく……。
「生産年齢人口」は1995年をピークに減少
「日本の人口が減少し始めるのは2008年だから、就職氷河期はそこまで影響がないのでは」というご指摘もあろうが、それはあくまで高齢者も含めた全人口である。
会社経営に影響があるのは、15〜64歳という「生産年齢人口」であることは言うまでもない。これは1995年をピークに減少。全人口に占める生産年齢人口比率も、1990年の69.5%をピークに低下しているのだ。
15〜64歳の現役世代がじわじわと減れば、企業の数もじわじわと減っていくことは言うまでもない。実際、事業所数は1989年をピークに減少している。
「我が国の事業所数の推移」を見ると、東京五輪前年の1963年は全規模で390万事業所だったが、高度経済成長期に右肩上がりで増え、1989年の662万事業所をピークに減少していくのだ。
1996年には650万事業所、1999年は618万事業所、そして2004年は571万事業所まで減った。バブル期から就職氷河期にかけて日本では「働く場所」が90万近くも自然減しているのだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
丸亀製麺は“讃岐うどん”の看板を下ろしたほうがいい、これだけの理由
またまた炎上した。丸亀製麺が讃岐うどんの本場・丸亀市と全く関係がないことである。このネタは何度も繰り返しているが、運営元のトリドールホールディングスはどのように考えているのだろうか。筆者の窪田氏は「讃岐うどんの看板を下ろしたほうがいい」という。なぜなら……。
「イオンモール」10年後はどうなる? 空き店舗が増える中で、気になる「3つ」の新モール
かつて「街のにぎわいの中心地」ともいわれたイオンモールでも、近年は「安泰」ではない状況になっている。少子化が進む日本で大型ショッピングセンターが生き残る鍵は――。
7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「いまの時代、7割は課長になれない」と言われているが、ビジネスパーソンはどのように対応すればいいのか。リクルートでフェローを務められ、その後、中学校の校長を務められた藤原和博さんに聞いた。
月2回の当日欠勤でクビって言われました。不当解雇になりますか?
月2回、会社を当日欠勤したところ、会社から「クビ」と言われました。これって問題があるのでは……。


