「それ、捨てるのはもったいないで」 スタバが廃材を再利用した店舗を大阪にオープン
スターバックス コーヒー ジャパンは3月21日、再開発が進む大阪・うめきたエリアに「うめきたグリーンプレイス店」を出店する。店舗の特徴は……。
スターバックス コーヒー ジャパン(東京都品川区)は3月21日、再開発が進む大阪・うめきたエリアに「うめきたグリーンプレイス店」を出店する。店舗で使用し、廃棄予定だった内装資材を再利用するなど、大阪の「もったいない精神」を体現した店舗として展開する。
同店舗は、JR大阪駅と直結したロケーションで、うめきたエリアに新たに開業する商業施設「うめきたグリーンプレイス」の2階フロアにオープンする。片側がガラス張りの開放的な空間で、階段状の客席や高低差のあるベンチシートを設置し、同じ景色でも異なる見え方が楽しめるよう工夫した。
店内デザインには、他店で使用し、廃棄する予定だったものを再利用。廃棄物を削減し、限りある資源を有効活用する「もったいない精神」を反映した。
レジカウンターのフロントパネルや商品棚のパネルには、全国の店舗で役目を終えたグリーンエプロンをアップサイクルした内装材として使用。床、階段席、一部壁面には、大阪梅田地区の店舗で廃棄となったマグカップやお皿を材料として混ぜ込み、内装材とした。
家具やカウンターパネルなどには、「おおさか河内材のヒノキ」を採用。ベンチ席に設置したテーブルは、制作時に出る端材をリサイクルボードに加工し、テーブルの天板にした。家庭や企業から出るプラスチックから作られた再生プラスチック素材のスツールや、壁面の一部では下地材をそのまま店舗デザインとして活用している。
「もったいない精神」を表現したオリジナルアートも設置。メインエントランスから店内の奥にかけて空間を包むようにコーヒーストーリーを描いている。営業時間は午前7時〜午後10時30分。店舗面積は104.98坪で、席数は91席。
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