その相談、タイミングは大丈夫? 「報連相」の正しい使い方:新入社員の教科書(2/2 ページ)
仕事において「報告・連絡・相談」は不可欠だが、特に「相談」はタイミングが重要だ。上司や相手の状況を見極め、適切なタイミングで行うことで、仕事の進め方が大きく変わる。
それはなぜか? 相談するということは、「私はこれをどうにかうまくやりたいと思っています」という表明にほかなりません。「そのためのお知恵を貸してください」ということですから、会社のためであり、ひいては上司のためでもあるのですから。
場所も、社内で話しにくいようなことなら、会社とは別の場所で話すというのもあります。上司が飲みの席で話せる人なら、そうした場で相談してもいいでしょうし、取引先とオフィスの行き帰りの途中に喫茶店に寄ったときでもいいでしょう。オフィスではなかなか教えてくれないことも、そうした場所でなら時間もあり、上司もリラックスしているのでよい相談ができるはずです。
ただ、飲み会のときに仕事の話をしたくない上司もいますし、決裁の話など、仕事の根幹に関わる相談は、基本的にオフィスの会議室でやるべきでしょう。居酒屋や喫茶店では、仕事の取り組み方、コツなどを聞く機会にすることです。
【ポイント】
伸びない人は「報連相は仕事上の義務」だと思っている。
伸びる人は「仕事=報連相」だと考える。
著者プロフィール:
菅沼勇基(すがぬま・ゆうき)
横濱コーポレーション株式会社代表取締役、株式会社アップル神奈川代表取締役。全国賃貸管理ビジネス協会関東支部役員。1985年、横浜市生まれ。横浜市立大学 国際総合科学部卒業後、住友不動産株式会社に入社し、オフィスビルの開発・運営業務、新事業の開発業務に携わる。3年後に独立し、横濱コーポレ―ション株式会社を設立。2019年三光ソフラン株式会社に株式譲渡。神奈川県内にアパマンショップ9店舗、賃貸管理戸数9500戸を運営中。神奈川県を中心に不動産投資のサポートを一気通貫で行う。また、「ランチェスター戦略」と「孫子の兵法」を実践し、売上・利益・市場シェアを拡大している。
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