「知的生産性」高めるには、どうすればいい? ポイントを紹介(2/3 ページ)
知的生産性を上げるには、日々の知識の収集と知的思考力を上げるトレーニングが必要なのは言うまでもありませんが、手帳の持つ計画性とタスク管理の機能をうまく活用して、知的生産性を上げることも可能です。
・準備に時間をかける
知的生産性を上げるには、作業のやり直しや中断によるロスをできるだけ避けたいところです。やる仕事の目的、必要なリソース、関係者への確認など、準備や初期段階のプランニングが、質と時間を決める大きな要素です。できるだけ早く仕上げようと、すぐに行動に移したい気持ちは分かりますが、計画と準備に時間をかけ、不安がある部分に関しては確実に対処しておく必要があります。
・日頃からのインプットを増やす(インプット時間を計画する)
日頃から知識を蓄積している人には、どれだけ付け焼き刃的に情報を詰め込んだところで、かなうわけがありません。ベースとなる知識と情報、あるいはネットワークがあることで、アウトプットの幅も広がります。知識を蓄積するためには、たとえば、金曜日の7時から9時までは、情報収集と知識の整理時間としてスケジューリングするなど、普段から情報収集を計画しておくことが大切です。
・集中できる時間と環境を持つ
本当にその仕事に集中しているかどうかで、知的生産性は大きく変わることは、皆さん、実感されていることでしょう。ただし、集中の仕方は、人それぞれであり、これをやれば集中できるという万能薬はありません。ポモドーロ・テクニックでは、25分単位で集中することを勧めていますし、ピーター・ドラッカーは、時間を効率的に使うためには、時間をまとめろと言っています。「タイム・ブロック」として時間を区切り、周囲からシャットアウトすることを勧める人もいます。また、朝が集中できるという人も夜がいいという人もいます。要は、自分にあった方法で集中できる方法とやり方を見つけることが大切です。
・アウトプットへのプロセスのパターンを持つ(得意の思考フレームを持つ)
アウトプットの内容にもよりますが、自分の得意な思考フレームを持つのも有効な方法です。これも人それぞれ好みがあります。マッピング的なものが好きな人もいれば、ロジックツリーがしっくりくる人もいるでしょう。まず、いろいろな方法を試して、自分に合った方法を見つけることが重要です。フランクリン・プランナーでは、さまざまなアウトプットに対応できるように、「マスター・フォーム・パック」の中に20のフレームワークを用意しています。(参照リンク)
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