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「ららテラス川口」5月にオープン、そごう川口店の跡地はどうなる?(1/2 ページ)

三井不動産は、埼玉県川口市に「ららテラス川口」を5月31日にオープンする。

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 三井不動産(東京都中央区)は、埼玉県川口市に「ららテラス川口」を5月31日にオープンする。

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「ららテラス川口」外観(イメージ。出典:プレスリリース、以下同)

 ららテラス川口は、地上11階・地下2階建の商業施設。コンセプトは「『在るもので、新しく』〜川口のレガシーを継承した、新たな街のランドマーク〜」で、かつて駅前の象徴的な存在で、2021年2月に閉店したそごう川口店をリニューアルする。

 約30年間にわたり、そごう川口店で親しまれてきた大理石や大時計などは残し、建物エントランス内のテッポウユリ(細長いラッパ型のユリ)の手すりや館内サインなどの装飾にも再塗装や補修を施し、かつての姿を保たせた。

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大理石の柱や壁を残して仕上げた館内エスカレーターホール・エレベーターホール(イメージ)

 傷んでいた大理石の壁は利用客用のベンチにリメイクし、メインエントランス横の大時計のからくりも形を変えて再び動かした。また、既存のデザインタイルを細断して共用部の柱に埋め込むなど、館内装飾の随所に過去の面影を取り入れている。

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既存の大理石をリメイクしたベンチ(イメージ)
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からくり時計と3階川口駅方面エントランス外観(イメージ)

 「残す」「蘇らせる」だけでなく、地域の産業(鋳物・安行の植木)をモチーフにした新たなデザインを融合させることで、かつての姿を知る利用客だけでなく、初めて訪れる人々にも愛着を感じてもらえる施設を目指したという。

 川口鋳物工業協同組合の協力のもと、鋳物のデザイン性を実感できるサインをオリジナル製作し、各階のエレベーターホールに設置。メインエントランス内では「安行の植木」に着想を得たグリーンウォールが来館した人々を迎える。

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鋳物で製作した階数表記サイン(イメージ)

 JR川口駅東口から臨む建物の西面外壁には、縦9.6メートル×横16.8メートルの大型LEDビジョンを設置。JR川口駅周辺のペストリアンデッキ(歩道)からの視認性も良く、地域の新たな情報発信拠点を目指す。

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