「昭和100年」にあの味が復活、UCCが世界初の缶コーヒーを限定販売:プロダクトInsights
UCC上島珈琲は、「UCCコーヒーミルク入り 缶250g」を4月7日に数量限定で販売する。
プロダクトInsights
日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
「昭和100年」にあたる2025年に、あのコーヒーが帰ってくる――。
UCC上島珈琲(神戸市)は、「UCCコーヒーミルク入り 缶250g」(以下、復刻缶)を4月7日に数量限定で販売する。世界初の缶コーヒー「UCCコーヒーミルク入り」の当時の味わいとパッケージデザインをアレンジし、再現した。
UCCミルクコーヒーは、1969年に開発された世界初の缶コーヒー。当初、売り上げはなかなか伸びなかったが、1970年に大阪で開催された大阪万博をきっかけに全国に拡大。発売から56年のロングセラーブランドとなった。時代とともにリニューアルを重ね、現在は10代目(2019年から販売)。
今回、UCCでは初代缶の味わいをアレンジした復刻缶を数量限定で販売する。パッケージデザインは、初代のモノを忠実に再現。当時のレシピを参考に、昔ながらの、しっかりとした甘さ・コーヒー感のある味わいに仕上げた。
パッケージは発売当初から一貫して茶色・白色・赤色の3色を使用しており、「三色缶」の愛称で親しまれている。茶色は「焙煎したコーヒー豆」 、白色は「コーヒーの花」、赤色は「熟したコーヒーの実」を表現している。
2019年、「UCCミルクコーヒー」は発売50周年を迎えた。その特徴的な色の組み合わせは、商品をすぐに思い出せるほど認知されていると評価され、特許庁により「色だけの商標」として登録された。
復刻缶の希望小売価格は138円。全国のコンビニエンスストア、量販店、オンラインストアを中心に販売する。
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