「40歳以上のIT人材」で採用実績の多いポジションは？

[ITmedia]

　労働力人口の減少とIT人材不足が深刻化する中、ミドル、シニア層の活用に注目が集まっている。IT人材の採用支援サービスを提供するレバテック（東京都渋谷区）は、企業でIT人材の採用を担当する522人に、40代以上の採用実態について調査した。

提供：ゲッティイメージズ

　40代以上のIT人材について、約75％が「採用経験がある」と回答した。年齢別の採用実績では「40〜44歳」（75.3％）、「45〜49歳」（67.1％）、「50〜54歳」（41.6％）となり、特に40〜50代の採用が多い。

採用実績のある年齢（プレスリリースより引用、以下同）

採用実績の多いポジションは？

　ポジションとして最も多かったのは「エンジニア・スペシャリスト」（61.5％）で、次いで「プロジェクトマネージャー」（54.8％）だった。技術の専門性が高い人材や、プロジェクト推進の経験を持つミドル、シニア層へのニーズが高いことが分かる。

採用実績があるポジション

　求められるスキル、経験としては「プロジェクトマネジメント能力」（51.0％）や「業界特有の知識や実務経験」（41.8％） が上位を占めた。「マネジメント・育成スキル」（37.8％）も重視されており、即戦力としての活躍にとどまらず、組織のマネジメントや次世代の育成役としても期待が寄せられていることがうかがえる。

求められるスキル、経験

　調査は3月5〜10日、インターネットで実施した。