調査リポート
社会人の4割「転勤を受け入れる」 従う理由は?
調査機関「Job総研」を運営するパーソルキャリア(東京都千代田区)は、20〜50代の男女461人に勤務地選びに関する調査を実施した。転勤辞令が出た場合、41.9%が「異動命令に従い、転勤を受け入れる」と回答した。
調査機関「Job総研」を運営するパーソルキャリア(東京都千代田区)は、20〜50代の男女461人に勤務地選びに関する調査を実施した。転勤辞令が出た場合、41.9%が「異動命令に従い、転勤を受け入れる」と回答した。
約4割「転勤辞令に従う」 なぜ?
転勤辞令に従う理由として「転勤先での新しい刺激が楽しみ」(47.7%)が最多となった。その他「キャリアアップのチャンスがある」(39.4%)、「会社の指示に従う義務を感じる」(34.2%)といった声が寄せられた。
転勤を断る理由については、69.7%が「家族や個人の生活を優先したい」とした。以下「断る権利があると思う」(54.2%)、「ライフスタイルが変化する不安」(43.2%)という結果に。「転職(退職)を選ぶ」とした人の理由は「自分で仕事や環境を選びたい」(49.6%)、「転勤を避けるための手段」(45.1%)、「異動が転職(退職)の決め手になる」(31.0%)が上位を占めた。
支援金があれば地方移住や勤務を検討する人は65.3%(「とても検討する」15.4%、「検討する」20.2%、「どちらかといえば検討する」29.7%の計)だった。「検討する」と回答した人の年収は「301万〜500万円以下」(69.4%)が最も多く、以下「300万円以下」(69.1%)、「501万〜700万円以下」(68.4%)と続いた。
調査は4月2〜7日、インターネットで実施した。
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