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経理の転職で年収アップはかなう? 最も多い希望年収は

会計士・税理士、財務・経理担当者は転職でどれくらいの年収アップを考えているのか。TACプロフェッションバンク(東京都千代田区)が調査を実施した。

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 会計士・税理士、財務・経理担当者は転職でどれくらいの年収アップを考えているのか。TACプロフェッションバンク(東京都千代田区)が調査を実施した。

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会計士・税理士、財務・経理担当者の就職・転職意識調査(写真AC)

現在の年収と希望年収、最も多いのは

 現在の年収については、「300万円以下」とした人が最も多く、31%だった。以降は「301万〜400万円」(20%)、「401万〜500万円」(18%)と続いた。「400万円以下」が約半数を占めた。

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現在の年収(TACプロフェッションバンク調べ)

 一方で、希望年収については「401万〜500万円」が最も多い結果となった。年代別に見ると、新卒で「401万〜500万円」とした人は4割を超える結果に。また30代以上は「501万以上」と回答する人が多い傾向となった。

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希望年収(TACプロフェッションバンク調べ)

 希望の勤務形態について、最も多い回答は「週3〜4出社」となり、50%に上った。前年の調査とほぼ同様の結果となり、引き続き求職者からは柔軟な勤務形態が求められていることが分かった。

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希望の勤務形態(TACプロフェッションバンク調べ)

 希望の通勤時間は「30分〜1時間」が最も多く、地域による差は見られなかった。

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希望の通勤時間(TACプロフェッションバンク調べ)

 就職や転職を検討する動機として最も多かったのは「仕事内容」となった。以降は「新しいことへの挑戦」「給与」と続いた。前年とほぼ同様の結果となり、キャリアプランや今後のやりたいことを考え、就職・転職活動を始めると考えられる。

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就職や転職を検討する動機(TACプロフェッションバンク調べ)

 就職・転職活動における疑問や不安なことは「就職・転職先の選び方」「就職・転職のタイミング」が上位となった。年代別で見ても結果に大きな差は見られなかった。

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就職・転職活動における疑問や不安なこと(TACプロフェッションバンク調べ)

 就職・転職活動中、企業に開示してほしい情報については「入社後のキャリアパス」「給与・賞与」「職場環境」などが上位にランクイン。また、前年と比べて「給与・賞与」は6ポイント、「休暇・休日の取りやすさ」「残業発生頻度」は7ポイント上昇。条件やワークライフバランスへの関心が高まっていると考えられる。

 また、年代別で見ると、20代は「職場環境」、30代は「入社後のキャリアパス」、40代以上は「給与・賞与」が高い傾向となった。

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就職・転職活動中、企業に開示してほしい情報(TACプロフェッションバンク調べ)

 選考においては、どのような要望があるのか。「配属される職場の上司と直接会話できる場の設定」が最も多く、その他「オフィス見学」「配属される職場のメンバーと直接会話できる場の設定」などが上位に。求人票だけでは分からない人間関係や社内カルチャーを知る機会が求められていると分かった。

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選考における要望(TACプロフェッションバンク調べ)

 調査は2024年11月30日、12月1日、12月4日に同社開催のイベントで実施。参加票および、アンケート用紙記入によって回答を得た。回答数は158人(内アンケート回答者137人)。年代の内訳は、新卒44人、10〜20代(新卒除く)42人、30代32人、40代以上16人、無回答3人。

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