若手育成に欠かせないOJT 人事担当者のリアルな悩みは……
企業の人事責任者や担当者は、新入社員〜社会人3年目の若手社員に対して、何を課題に感じているのか。人材育成の支援事業を手掛けるALL DIFFERENT(東京都千代田区)は、研究機関であるラーニングイノベーション総合研究所と調査を実施した。
企業の人事責任者や担当者は、新入社員〜社会人3年目の若手社員に対して、何を課題に感じているのか。人材育成の支援事業を手掛けるALL DIFFERENT(東京都千代田区)は、研究機関であるラーニングイノベーション総合研究所と調査を実施した。
課題1位は、新入社員と若手社員ともに「主体性・積極性」(新入社員30.5%、若手社員46.0%)だった。新入社員の2位は「メンタルタフネス」(26.2%)、3位が「報連相」(20.9%)という結果に。若手社員では2位が「成長意欲」(30.8%)、3位が「目的・目標の理解」(25.8%)と続いた。
重要な育成手法のOJT 実情は?
新入社員や若手社員の育成には、OJTが重要な手法の一つだとされている。人事が考えるOJTの課題は、従業員の規模を問わず「OJT担当者によってやり方や精度にバラつきがある」「OJTの全体像やゴール、育成計画がなく、場当たり的になっている」が上位を占めた。
こうしたOJTの課題に対して、企業の従業員規模問わず、3割以上が「具体的な改善策はまだ検討していない」とした。改善策を検討している企業の結果を見ると、100人以下では「育成対象者の目標を明確にする」(34.3%)が、1001人以上では「OJT担当者の心構えを醸成する」(33.3%)が最多となった。
調査は2024年10月〜2025年2月、人事責任者や担当者302人にインターネットで実施した。
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