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専門職志向27%、管理職志向25% 新入社員が語る“なりたい理由”とは(1/2 ページ)
2025年度の新入社員に将来担いたい役割を聞いたところ、最多は「専門性を極めたい」だった。管理職志向を上回る背景には、どんな価値観の変化があるのか。過去のデータをもとに読み解く。
2025年度の新入社員は、将来どんな役割を担いたいのか。人材育成を支援するオールディファレント(東京都千代田区)が調査したところ、「専門性を極め、プロフェッショナルとしての道を進みたい」(27.0%)と答えた人が最も多かった。
次いで「組織を率いるリーダーとなり、マネジメントを行いたい」(25.2%)、「まだはっきりしておらず、今後決めていきたい」(23.5%)、「特にキャリアについての志向はなく、楽しく仕事をしていたい」(23.3%)が続いた。
「専門家」になりたいと答えた人からは「いざというときに専門性を生かして仕事をしていきたいから」(55.2%)が半数以上を占めた。このほか「専門家として一つの分野を追求してみたいから」(37.3%)、「マネジメントが自分には不得手だと感じるから」(4.2%)などの回答が寄せられた。
2014年度から12年間、各年度の新入社員の回答を比較したところ、「いざというときに専門性を生かして仕事をしていきたいから」は2014年度の42.5%から増加していた。2024年度は減少に転じたが、依然として高い割合を保っている。
「専門家として一つの分野を追求してみたいから」は2016年度から減少していたが、2023年度から増加傾向に転じている。
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