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炎上兆候を1分で検知 AIエージェント「炎上対策ミマモルくん」とは?

Algomaticは、炎上対策AIエージェント「炎上対策ミマモルくん」β版の提供を開始した。炎上の兆候検知から対策までを自動化。平常時のリスク防止と、炎上発生時の被害極小化を実現する。

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【概要】ディップでは、小さく生成AI導入を開始。今では全従業員のうち、月間90%超が利用する月もあるほどに浸透、新たに「AIエージェント」事業も立ち上げました。自社の実体験をもとに、“しくじりポイント”も交えながら「生成AIのいちばんやさしいはじめ方」を紹介します。

 生成AI技術を活用したサービスを提供するAlgomatic(東京都港区)は、炎上対策AIエージェント「炎上対策ミマモルくん」β版の提供を開始した。炎上の兆候検知から対策までを自動化。平常時のリスク防止と、炎上発生時の被害極小化を実現する。


炎上対策AIエージェント「炎上対策ミマモルくん」β版の提供を開始

人手による対応の限界が課題に 「炎上対策ミマモルくん」とは?

 SNSや掲示板、動画配信サービスなど、コミュニケーションプラットフォームの多様化が進んでいる。一方で、企業や自治体のブランドイメージは、炎上リスクにもさらされるようになった。

 人手による24時間のモニタリングには限界があり、対応の遅れが致命的な二次被害を招くケースも多い。炎上の火種は業界特化型の専門フォーラムや海外の匿名コミュニティなど多岐にわたるため、単純なキーワード検索だけでは早期発見が難しいのが現状だ。

 情報の文脈や意図を読み解く高度な分析と即応性が求められていることから、同社は不適切投稿検知AIと、炎上対策に特化したAIエージェントの開発に取り組んできた。


サービス概要

 「炎上対策ミマモルくん」β版は、SNSや各種プラットフォーム上の不適切投稿を防ぐ炎上対策AIエージェントだ。独自開発の言語解析AIにより、投稿されたテキスト情報だけでなく、拡散速度や返信内容などの背景までを読み解き、リスクを算出する。

 テキストの文脈や曖昧(あいまい)な表現も含めて網羅的に情報を取得判定。重要度の高い投稿を対象にフィルタリングをする。ネガティブな声だけでなく、ポジティブな反応や改善要望も抽出可能で、広報やマーケティングの取り組みに対するフィードバックとしても活用できるという。

 炎上が発生してしまった場合は、状況の可視化やコミュニケーションプラン構築までサポートし、客観的な視点から鎮火まで伴走する。また、1日あたり50万件超の投稿をチェックし、炎上兆候を最短1分以内で検知できる。

 同社は、24時間365日体制での人手による監視体制と比較して、炎上対策コストを最大80%削減できると試算している。


対応プランは2種類

 対応プランは、企業におけるニーズに合わせて2種類、用意した。標準対応プランは、X、YouTube、Discord、Instagram、Facebook、TikTok、Reddit、5ちゃんねる、4chanなどの主要SNSや掲示板に対応し、申し込みから最短1週間で運用開始できる。

 個別対応プランは、主要SNSや掲示板に加え自社プラットフォームや小規模掲示板などを監視先として追加できローカルLLM(大規模言語モデル)の構築にも対応可能だ。運用開始は、最短で3〜4週間となる。


導入フローについて 

 今後は画像・動画・音声など多様なメディアへの対応や、傾向分析・レポート機能の拡充に取り組んでいくという。同社は「炎上対策ミマモルくん」β版の開発・提供を通じて、企業の炎上リスク管理を進化させ、企業の経営効率と競争力の向上に貢献していく。

この記事を読んだ方に AI活用、先進企業の実践知を学ぶ

ディップは、小さく生成AI導入を開始。今では全従業員のうち、月間90%超が利用する月もあるほどに浸透、新たに「AIエージェント」事業も立ち上げました。自社の実体験をもとに「生成AIのいちばんやさしいはじめ方」を紹介します。

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