インタビュー
ベイスターズを100試合追う人の“両立仕事術” 平日はIT営業、週末は応援団長:“2つの本業”を成立(1/3 ページ)
横浜DeNAベイスターズの私設応援団代表として、年間100試合以上を追いかける東條魁人さん。IT企業で営業職として働きながら応援活動を続けるため、柔軟な働き方や時間術を駆使する。その両立の工夫とは。
「ベイスターズと応援団の活動は、私の人生そのもの」――。そう語るのは、横浜DeNAベイスターズの私設応援団「全国星覇会」の代表を務める東條魁人さんだ。
平日は大手IT企業の営業職として勤務しながら、遠征を含む年間100試合以上に応援団として参加する。好きなことを軸にしつつ、仕事にもやりがいを持って取り組む働き方がそこにはあった。
小学生で魅了された野球応援の世界
ベイスターズの私設応援団「全国星覇会」の代表を務める東條さんがベイスターズのファンになったのは、小学3年生のころ。野球場で見る選手たちのプレーに魅了され、それから幾度となく球場に足を運んだ。小学5年生になると、1人で横浜スタジアムに試合を見に行くようになったという。
次第にベイスターズの応援にも興味を持つようになり、高校入学と同時に全国星覇会に加入。旗振りから始まり、太鼓、トランペット、リードなど、年々任される役割が増えていき、現在では代表として団体の運営と現場での応援を担っている。2024年には、念願の日本一になる瞬間を球場で見届けた。
「“二次会”と呼ばれるのですが、試合が終わった後に応援歌を演奏して、勝利を祝うんです。日本一が決まった日は、ほとんどの人が球場に残ってくれて応援歌を大合唱しました。球場の外で試合を見ていたファンの方々も熱気がすごくて、みんなでハイタッチして。横浜の街が一つになったかのような光景が、今でも脳裏に焼き付いています」
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