インタビュー
ベイスターズを100試合追う人の“両立仕事術” 平日はIT営業、週末は応援団長:“2つの本業”を成立(2/3 ページ)
横浜DeNAベイスターズの私設応援団代表として、年間100試合以上を追いかける東條魁人さん。IT企業で営業職として働きながら応援活動を続けるため、柔軟な働き方や時間術を駆使する。その両立の工夫とは。
“応援団中心”の働き方を実現するためのキャリア選択
東條さんが大切にしているのは、応援団としての活動を人生の軸に据えたワークスタイル。そのライフスタイルを継続するには、柔軟な働き方が不可欠だ。
かつては銀行で法人営業に携わっていたが、時間の制約が多く、応援活動との両立に限界を感じていた。転職先に選んだのは、大手IT企業。銀行時代に自ら利用していたITインフラに関われること、そして柔軟な働き方が可能であることが決め手だった。銀行でのキャリアを生かし、現在は金融機関向けのシステムインフラ営業に携わっている。
「応援団の活動を続けていくには、時間の使い方に柔軟性が必要です。フルフレックスで働ける今の会社だからこそ、このライフスタイルが実現できています」
年間100試合以上に足を運ぶ応援活動と本業の両立には、徹底した時間管理と業務効率化が不可欠である。東條さんの勤務スタイルは原則テレワーク。 移動時間を最小限に抑え、試合のある日は球場近くのサテライトオフィスを活用して、そのまま現地に向かうこともある。球場でも隙間時間を活用して業務をこなす体制を整えている。
「集中を要する仕事と、隙間時間で対応できる業務を明確に分け、時間帯ごとに処理することで、効率を最大化しています。セキュリティ上問題ないタスクであれば、球場で対応することもあります」
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