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5億本売れたアイスの秘密 福岡にできた「チョコバッキー工場」(3/3 ページ)

菓子製造販売大手のシャトレーゼホールディングスの新たなアイス製造工場が稼働した。

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産経新聞
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アジアでトップに

 近年は好調な業績を受けてフランチャイズを中心に拡大路線を取ってきたが、現在は国内での新規出店を抑えている。シャトレーゼHDブランド統括室の中島史郎室長は「店舗数の拡大を追うよりも足場を固め、良い品質のものを提供したい」とその理由を説明する。

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 一方、今後の成長の原動力として位置付けるのがアジアだ。2015年にシンガポールに海外1号店をオープンしたのを皮切りに、現在は海外7カ国に約180店を展開している。特に気温の高い東南アジアはアイス需要が大きく、新工場が市場獲得への拠点となる。

 中島室長は「大きなマーケットを見据えて生産能力を拡大し、アジアでのナンバーワンを目指したい」と力を込める。

 昭和29年に甲府市内の約4坪の土地で今川焼き風の菓子「甘太郎」を売る和菓子屋から始まった同社。夏場に落ちる焼き菓子の売り上げを補うために始めたのがアイスだった。そのアイスを武器に、新天地を開拓する。(一居真由子)

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