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コンビニで備蓄米弁当が好調 100円引き&ご飯増量に節約ニーズ(2/2 ページ)
コンビニ大手が政府備蓄米を使った弁当やおにぎりなどの商品を売り出している。安価に大量放出された備蓄米によって調達価格が抑えられており、通常の店頭販売価格よりも割安に設定している。
商品に「古古古米」使用
コンビニ大手3社が販売する商品には、2021年産の備蓄米、いわゆる「古古古米」が使用されている。セブンは3千トン、ファミマは700トン、ローソンが500トンを随意契約で購入した。
スーパーなどに売り渡された分も含め、随意契約の備蓄米は本格的に25年産の新米が出回る前の8月末までに販売することが条件となる。コンビニや流通大手の幹部らは6月に小泉進次郎農林水産相と面会し、輸送手続きや精米に時間がかかっているとして9月以降も販売できるよう延長を要請した。
もっとも、コンビニ大手3社では、袋詰めで販売している備蓄米は「店舗に入荷するとほぼ即完売の状態」(ファミマ広報担当者)で売り切る見通しが立っているという。ローソンの広報担当者は、弁当などの商品に加工して販売している備蓄米も「好調な売れ行きだ」といい、8月末までの販売に自信を見せる。
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