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スキル、人材不足だけじゃない AI導入を阻む「予算化」の難しさ:フロンティア調べ(2/2 ページ)
企業におけるAI導入の実態とは。ビジネスマッチングエージェントを運営するフロンティア(東京都渋谷区)は、AI導入に興味がある企業経営者1021人に調査を実施した。
AI導入の目的は?
AI導入の目的1位は「業務効率化」(67.6%)で、以下「コスト削減」(44.3%)、「品質向上」(31.3%)と続いた。「AI導入時に業務適用シナリオを明確にしていたか」を尋ねると、「一部のみ明確にしていた」が54.7%を占めた。フロンティアは「多くの企業で全体像を見渡した設計に至っておらず、AI導入が試験的・部分的な段階にとどまっている」と指摘する。
AI導入に向けたデータの整備・スキル人材の充足状況
AI導入に向けた社内のデータの整備状況について54.7%が「整っている」とした(「非常に整っている」10.0%と「ある程度整っている」40.7%の計)。
AI導入プロジェクト推進に必要なスキル・人材の充足状況では、必要なスキルについては「十分足りている」(11.2%)、「ある程度足りている」(34.8%)、必要な人材については「十分足りている」(8.6%)、「ある程度足りている」(29.8%)という結果になった。
調査は7月17〜20日、インターネットで実施した。
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