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サントリーHDの新浪会長が辞任 「適法の認識だった」薬物捜査受け説明
サントリーホールディングスは9月2日、新浪剛史会長が辞表を提出したことについて緊急記者会見を開いた。
サントリーホールディングス(HD)は9月2日、都内で緊急記者会見を開き、新浪剛史会長が9月1日付で辞任したと発表した。
記者会見では、鳥井信宏社長と山田賢治副社長が出席。サントリーHD会長の新浪剛史氏が辞表を提出したことについて説明した。記者会見に新浪氏は出席しなかった。
同社によると、新浪氏から「適法であるとの認識の下に購入したとされるサプリメントに関して捜査が実施された」と報告があったという。捜査中であるため詳細は説明できないとした。
鳥井社長は「急な辞任により社会の皆さまにご心配、ご迷惑をおかけしたことについて改めて心からおわびする」と謝罪し、「二人三脚でやろうと言っていたのに非常に残念だ」とコメントした。
新浪氏は1981年に三菱商事に入社し、2002年にローソン社長に就任。2014年に創業家出身者以外で初めてのサントリーHD社長となり、2025年3月に会長に就いた。
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