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サプリ疑惑で辞任の新浪剛史氏 経済同友会・政府会議への影響は?(2/2 ページ)
サントリーホールディングスは2日、新浪剛史会長の辞任を発表した。違法サプリメントを購入した疑いがあるとして警察の捜査を受けたことが理由だが、新浪氏が起こした醜聞の影響は、大企業経営者としての幕引きだけにとどまらない。
同友会の広報担当者は「(今回の件について)何もリアクションはとっていない」と説明したが、新浪氏がサントリーHDの経営から退いたことで、代表幹事の辞任は避けられないとみられる。3日の代表幹事の定例記者会見は予定通り行う方向で、新浪氏本人が何を語るかが注目される。
同友会代表幹事を辞任することになれば、政府の経済政策の「司令塔」を担う経済財政諮問会議の民間議員の職も失うことになる可能性が高い。諮問会議の事務局を務める内閣府でも驚きをもって受け止められ、林芳正官房長官は2日の記者会見で、新浪氏の処遇について「適宜適切に対応する」と述べるにとどめた。
新浪氏は経済界や有識者の有志でつくる民間の政策提言組織「令和国民会議」(令和臨調)の運営幹事も務めており、スキャンダルの影響は各方面に及びそうだ。(佐藤克史)
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