ITフリーランス、収入はどう変わった？ 調査で見えた実態（1/2 ページ）

エン・ジャパンがITフリーランスの市場調査を実施。市場規模は10年で約1.6倍に拡大し、人口も16万人超へ増加。案件獲得は人脈や営業に加え、仲介サービスも重要となっている。

[カワブチカズキ，ITmedia]

　ITフリーランス業界の市場規模と人材動向は、どのように変化しているのか。エン・ジャパン（東京都新宿区）が、ITフリーランスに関する調査を実施した。

ITフリーランス業界の市場規模と人材動向（画像はイメージ、提供：写真AC）

　同社がITフリーランスの市場規模と人口推計を調査したところ、2025年の市場規模は1兆1849億円に達し、2015年（7199億円）と比べ約1.6倍に拡大した。人口推計も2025年は16万1873人に達し、2015年（9万9985人）から約1.6倍に増加した。

ITフリーランス業界の市場規模と人材動向（出所：プレスリリース、以下同）

ITフリーランスの人口予測

　ITフリーランスとして働く人に職種を聞くと、「システムエンジニア（SE）」（25.2％）が最も多く、「Webディレクター」（12.4％）、「プログラマー」（12.2％）と続いた。

ITフリーランスの主な職種

　案件をどのように獲得しているのか。「知人紹介」（45.6％）が最も多く、以下「自身での営業活動」（26.6％）、「フリーランスエージェント」（23.5％）と続いた。人脈や個人の営業努力に加え、専門の仲介サービスも案件獲得において重要なチャネルとなっていることがうかがえる。

案件獲得の手法