ニュース
学生マンションが「ホテル化」 シアタールームにプールまで、令和の一人暮らし事情(1/3 ページ)
レストランのような食堂やデザイン性の高い内装。ホテルを思わせる学生向け賃貸マンションが増加している。
レストランのような食堂やデザイン性の高い内装。ホテルを思わせる学生向け賃貸マンションが増加している。シアタールームや屋外プールなどリゾート感ある設備まで登場。食事や家具付きで自炊や転居時の負担が省け、初めての1人暮らしを心配する保護者のニーズにも応える。自炊で苦労した昭和の学生とは一変、手厚いサポートが令和の学生の1人暮らしを支える。
家具・家電付き
令和6年1月に完成した福岡市博多区の賃貸マンション「学生会館 リビオセゾン博多石城町」(10階建て)は、管理栄養士が監修したバランスの良い食事を提供し、日中は管理人も常駐する。1階にはシアタールームやダンスルームのほか、雑誌や漫画が読み放題の交流スペースも設けている。
周辺の大学や専門学校に通う学生が入居し、全180室が4月には満室となった。費用は家賃と食費で月8万〜9万円程度。初期費用として入館金、敷金などが30〜40万円程度必要で、アパートなど一般的な賃貸物件より割高だが、家具や家電も備え付けで、購入や引っ越しの負担は小さい。
入居者の一人で鹿児島市出身の専門学校2年、松田昊大さん(20)は「親が食事面を心配していたが、健康に配慮されたメニューが心配を解消した。学校の課題が多く、食材を買ったり、食事を作ったりする労力を考えればコストパフォーマンスがいい」と語る。シアタールームでは映画をみたり、ゲーム機をつないで大画面で楽しんだりしているという。
copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.
関連記事
サザエさんの家の価値は? 昭和と令和の“間取り”が示す時代の変化
昭和と令和の「間取り」に、どのような違いがあるのか。「サザエさんの家」と「3階建ての家」を比べてみると……。
「47都道府県ピンバッジ」が人気 なぜ「群馬県」が断トツに売れたのか
地図を扱うゼンリンが都道府県のカタチをしたピンバッジを販売したところ、想定以上に売れている。47種類を販売して、どの都道府県が最も売れたのか。トップは……。
