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「夏のボーナス」中小企業の支給額は? 前年から増額はわずか3割(1/2 ページ)
2025年の中小企業の夏季ボーナスは、支給率79%、支給額は20万円台が中心。増額は28%にとどまり、成果連動が弱く、賞与制度の硬直化や原資確保の負担が課題として浮き彫りとなった。
中小企業の夏のボーナス支給額(2025年)はどのくらいか。バックオフィスコンサルティングを手掛けるエフアンドエム(大阪府吹田市)の調査によると、夏のボーナスの支給率は79%に上った。支給額は20万円台が中心で、プライム上場企業の平均額(86万2928円、労務行政研究所調べ)の半分以下にとどまった。
ボーナスを増額した企業に理由を聞くと、「ベースアップの影響」(316社)、「物価上昇への対応」(299社)、「人材確保・定着のため」(288社)が上位を占めた。一方、減額した理由については、「業績悪化」(122社)や「コスト増」(58社)という回答もあった。
ボーナスの支給基準は、どうなっているのか。最も多かったのは「個人評価によって連動」(1544社)で、以下「業績による変動」(1405社)、「月給数カ月分」(720社)と続いた。「経営者の一存」(671社)という意見もあった。
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