ニュース
経費承認「差し戻し率」21.7% 担当者が苦しむ“ストレス”とは?
承認担当者の経費処理は月平均145件、そのうち約5件に1件(21.7%)の差し戻しが発生している──経理AIエージェントを提供するTOKIUM(東京都中央区)がそんな調査結果を発表した。
承認担当者の経費処理は月平均145件、そのうち約5件に1件(21.7%)の差し戻しが発生している──経理AIエージェントを提供するTOKIUM(東京都中央区)がそんな調査結果を発表した。差し戻し作業について、73.9%が「負担に感じる」とした。
承認担当者が困る、事務処理以外の手間
97.5%が申請の差し戻しに精神的なストレスを感じており、その理由として「関係性のある相手に不備を指摘すること」(66.3%)や「同じ内容を繰り返し指摘しなければならないこと」(42.2%)が挙げられた。承認担当者は事務処理の手間だけでなく、人間関係への配慮が必要な点にもストレスを感じていることが分かった。
立替経費の一次承認を代行するAIエージェントについて、80.6%が「利用したい」と回答。事務作業の手間や精神的負担を軽減する手段として、AIによる業務支援への高い期待が浮き彫りとなった。
調査は9月1〜2日、全国の立替経費の承認作業に携わる従業員1100人を対象にインターネットで実施した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
数式不明「おばけExcel」と格闘→残業40%減! 経理“人手不足のDX”推進のカギは
大量の紙による帳票、誰も数式が分からない「お化けExcel」。経理部門には大きな負担がかり、特にマネジャー陣は、走って終電に駆け込む状態が続いていたというみらいワークス。人手不足の中、どのようにしてシステムの入れ替えを進めていったのか。
事業部「よろしく」経理「聞いてない!」──“経理あるある”を防ぐには? スタディプラスCFOが明かす具体策
事業部で既に決まった話が、経理のもとへ変則的な頼みごととして届く。「そんなの、聞いてないよ!」と嘆きながらも、経理は対応を余儀なくされる──。どこの会社にもあるような光景だが、スタディプラスでは、こうした事態を防ぐ仕組みを作っている。
ムダと感じる経理業務「紙と電子の二重保管」ほかTOP3は?
DXが各企業で推進されている中、経理部門でも業務の効率化が求められている。そのような中、現場で最も「ムダ」と感じられている作業は何か。NTTデータビジネスブレインズ(東京都港区)が調査を実施した。
経理・財務・税務部門の課題は? 高度人材とデジタル活用の壁
2025年度版「経理・財務・税務部門の課題調査」で、4割に迫る企業が、DXや人材確保に課題を抱いていることが明らかになった。


