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ファミマが取り扱い終了を発表した「QUOカード」 もともと“セブン専用”だった意外な歴史を振り返る(3/3 ページ)
ファミリーマートが取り扱いの終了を発表したQUOカード。もともとはセブン専用のカードとして登場した歴史があることを知る人は少ない。歴史と現状を解説する。
磁気式のプリペイドカードは消滅へ?
先日、Z世代の男性と電話にまつわる話をしていた際に「テレホンカードって何ですか?」と言われて筆者は驚いてしまった。彼は公衆電話を使ったことがほぼなく、硬貨のみで支払う仕組みだと思っていたという。
NTTによると、テレホンカードが最も利用されたのは1990年代中盤だ。同じプリペイド型の磁気カードには関東の私鉄・地下鉄で使えた「パスネット」、バス各社の「バス共通カード」なども存在したが、パスネットとバス共通カードはいずれも利用を終了している。QUOカードが最後の砦となりそうだ。
ファミリーマートが対応を終了することで、QUOカードの利便性はさらに低下する。電子マネーの利用者が増えている現状、他社も続く可能性はある。QUOカードがなくなる日は、意外と近いのかもしれない。
著者プロフィール
山口伸
経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 X:@shin_yamaguchi_
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