あなたの周りにも「中2病」が潜んでいる? 職場で広がる“フキハラ”の正体:スピン経済の歩き方(2/7 ページ)
「ワタシ今、機嫌悪いから」と周囲にアピールしながら仕事する「中2病ビジネスパーソン」が周りにいないだろうか。そんな人にはどう接すれば良いかというと……。
「中2病」の代表的な症状
……というような話を聞くと、いつも眉間にしわを寄せて、ため息と舌打ちを繰り返しながら働いている“不機嫌ビジネスパーソン”の皆さんはカチンとくるかもしれない。
こっちだって機嫌よく仕事をしたいのは山々だけれど、会社が現場の大変さを分かってくれないし、周りは使えない部下ばっかり。しょうもない仕事ばかり振られるし、ため息や悪態をつかないとやってられないんだって――。そんな意見もあるかもしれない。
ただ、そのように「ワタシがこんなに辛い思いをしているのは周りのせい」という他責思考にとらわれている時点で、あなたは典型的な「中2病」である。
ご自分の多感な思春期を思い出していただきたい。
ワケの分からない校則を押し付けてくる学校に通って、退屈な授業を受けて、何の刺激もない日々に不満を抱き、文句を言う。けれど、そういう世界から飛び出そうとはしない。親や教師への信頼は低くて陰で散々ディスったりするけれど、だからといって、彼らの保護を完全に拒否し、自分一人の力だけで生きようともしない。
つまり、自分の置かれた状況に不満を抱えてイライラカリカリして、「あいつが悪い」「こいつが悪い」と自分以外のところに原因を求める他責思考というのは、「中2病」の代表的な症状なのだ。
ただ、“不機嫌ビジネスパーソン”の皆さんに対して、気休めをいうわけではないが、これはそこまでショックを受けるような話ではない。
他国と比べると、日本のビジネスパーソンの多くは「中2病」だからだ。
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