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なぜ「北海道」は魅力1位なのか? ブランド総合研究所の担当者に聞いた(1/3 ページ)
ブランド総合研究所の「地域ブランド調査2025」で、都道府県の魅力度1位は北海道、市区町村は函館市がそれぞれトップ。京都府や京都市も上位に入り、観光人気やITイメージの向上が順位に影響した。
国内で最も魅力的と評価された地域はどこか。ブランド総合研究所(東京都港区)は「地域ブランド調査2025」の結果を発表した。都道府県の魅力度ランキングの1位は、17年連続で「北海道」(70.7点)、市区町村の魅力度ランキングでは「函館市」(52.8点)が2年連続でトップとなった。
地域ブランド調査は、国内1000の市区町村および47都道府県について、認知度や魅力度、イメージなど全90項目について消費者が評価した。2006年から実施し、今年が20回目(都道府県は2009年からで17回目)。
北海道の強さについて、ブランド総合研究所の担当者は「『北海道』は観光意欲度でも1位。市区町村ランキングの上位にも多く含まれており(上位10位に4市、50位に11市)、『北海道』というブランドの下に函館、札幌、富良野など個々に特色あるサブブランドが存在する構造が最大の強みだ」と分析した。
また「国内消費者には函館や富良野など特定の都市が人気だが、海外からの観光客は『北海道』という地域そのものを求める傾向が強い。国内外で異なる魅力の受け止め方があるのも北海道ブランドの特徴だ」(担当者)とした。
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