20代の年収、最多は「301万〜400万円」 希望年収とのギャップは？

学情が実施した調査で、20代の現在の年収は、「301万〜400万円」が最も多いことが分かった。その一方で、理想の年収はいくらなのだろうか？

[ITmedia]

　就活情報サイトを運営する学情（東京都中央区）が20代の転職希望者を対象に実施した調査で、職歴のある20代の年収は、「301万〜400万円」が最も多いことが分かった。

転職希望者の希望年収は？（出所：ゲッティイメージズ）

　20代の年収は、「301万〜400万円」が最多で36.6％だった。「201万〜300万円」（33.0％）、「401万〜500万円」（15.2％）が続いた。

職歴のある20代全体の現在の年収（出所：プレスリリース、以下同）

　職歴別に見ると、職歴3年以上の若手社員では、「301万〜400万円」が最も多く38.7％を占めた。「201万〜300万円」（32.3％）、「401万〜500万円」「501万〜600万円」（いずれも9.7％）が続いた。

　職歴3年未満の第二新卒の年収も、「301万〜400万円」が最多で35.8％だった。「201万〜300万円」（33.3％）、「401万〜500万円」（17.3％）が続き、年収400万円以下の構成比には大きな差は見られなかった。

職歴別の現在の年収

　20代の希望年収は「301万〜400万円」（35.7％）が最も多く、次いで「401万〜500万円」（32.1％）、「501万〜600万円」（18.8％）が続いた。前年同時期の調査で最多だった「401万〜500万円」よりも、やや少ない年収層が最多となった。ただし、「401万円以上」を希望する割合は54.5％に上り、半数を超える結果となった。

希望年収

　職歴3年以上の若手社員の希望年収は「401万〜500万円」（38.7％）が最多で、「301万〜400万円」（32.3％）、「501万〜600万円」（22.6％）が上位だった。第二新卒では「301万〜400万円」（37.0％）が最も多く、「401万〜500万円」（29.6％）、「501万〜600万円」（22.6％）が続いた。

　「401万円以上」を希望する割合は、職歴3年以上の社員で約3分の2、第二新卒も半数に達した。

職歴別の希望年収

　本調査は8月2〜18日、20代専門転職サイト「Re就活」の利用者303人を対象に、インターネットで実施した。