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「24時間・完全セルフ」大阪のうどん店、オープン3年でどうなった? 売上半分でも4つの成果(1/5 ページ)

大阪の豊中市に誕生した、24時間セルフのうどん店「惑星のウドンド」。オープン3年で売り上げはどうなったのか……。

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 2022年10月、大阪府豊中市にオープンした完全無人のうどん店「惑星のウドンド」(以下、ウドンド)。購入から調理まで完全セルフ、24時間営業という業態として話題を呼んだ。

 当時は「無人なのに価格が高い」「うまくいかない」などネガティブな意見も寄せられたが、オープンから3年になる今、収益はどうなっているのか。セキュリティや衛生面で問題は起きていないのか。運営する齊藤産業(大阪府豊中市)の齊藤光典氏(社長)に話を聞いた。

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オープンから3年が経過した完全セルフのうどん店「惑星のウドンド」(画像は筆者撮影、以下同)

 ウドンドは、阪急宝塚線・大阪モノレール「蛍池駅」から徒歩約2分の場所にある。関西では珍しく、「日本一硬い」とも言われる山梨県富士吉田市の吉田うどんをベースにした麺が特徴だ。だしは関東風のしょうゆベースで、黒く仕上げている。

 メニューは「かけウドンド」(550円)、「かけ油ウドンド」(550円)など4種を展開。トッピング(20〜500円)も用意し、店外からの持ち込みやカスタマイズも自由だ。

 支払いは、現金またはQRコードを読み込んで行うキャッシュレス決済に対応。現金の場合は、店内に設置された料金箱に代金を入れる。オープン当初はつり銭も用意していたが、現在は廃止した。

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会計から調理、片付けまですべて客が行うスタイル
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「大阪スジ煮」をトッピングした「かけウドンド」

 オープンから半年間は、齊藤氏が常駐するスタイルで運営。操作や店の仕組みを知ってもらうため、齊藤氏は「1日18時間くらい店舗にいた」と振り返る。

 平日100食、週末150食、月商150万円という当初の目標に対し、最初の半年間は1日平均80〜90食を達成。人件費は齊藤氏分のみで、利益が出る見通しも立った。

 常駐するとコミュニケーションが生まれ、客足は伸びる。一方で、人を配置した分だけ人件費は膨らんでしまう。体力的な限界と無人運営の目的とのギャップも生じたため、7カ月目から完全無人のセルフ運営に切り替えた。

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