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20代の半数が「転職活動で生成AIを利用」 その使い方は?

若手層はどのように生成AIを活用しているのか、学情(東京都中央区)が調査を実施した。

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 転職活動の現場にも生成AIの波が押し寄せている。20代の若年層は、どのように生成AIを活用しているのか。就職情報会社の学情(東京都中央区)が調査した。

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20代の転職希望者を対象とした生成AI活用に関する調査(写真AC)

 就職・転職活動において、生成AIを「よく利用している」とした人は19.8%だった。「時々利用している」(26.7%)と合わせると、半数近くが転職活動にAIを利用していることが明らかになった。

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就職・転職活動において生成AIを利用しているか(学情調べ)

生成AIの具体的な使い方は?

 具体的な活用場面は「自己PRの作成・添削」が最も多く61.7%。その他「応募書類(履歴書・職務経歴書)などの作成・添削」(60.3%)、「志望動機の作成・添削」(55.3%)、「自己分析やキャリアの棚卸し」(53.2%)などが上位となった。

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生成AIの活用場面(学情調べ)

 生成AI活用について、55.8%が「作業時間の短縮や効率化につながる」と回答。「自分にない視点や表現を得られる」(44.6%)、「あくまで補助的なもので、自分の言葉で考えることが重要」(43.9%)といった声も多く寄せられた。

 一方で「AIの情報や回答が正しいかどうか不安がある」(22.4%)、「転職活動にAIを使うこと自体に抵抗がある」(13.2%)、「企業からマイナス評価されるのではと心配」(12.9%)といった、利用を不安視する回答も一定数見られた。

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生成AI活用について、どう感じているか(学情調べ)

 転職先の企業において、生成AIを活用できるかどうか「重視する」とした人は4割程度にとどまった。

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転職先の企業において、生成AIを活用できるかどうかを重視するか(学情調べ)

 企業が採用選考で生成AI(自動マッチング、適性診断、チャット面談など)を活用することについて、「マイナス印象を持つ」とした人は16.5%にとどまった。最も多い回答は、「特に印象は変わらない」で51.2%と過半数を占めた。比較的淡々と受け止めている人が多いことが分かった。

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企業が採用選考で生成AIを活用することについて、どう感じるか(学情調べ)

 調査は8月2〜18日に実施。同社の運営する20代専門転職サイト「Re就活」の来訪者を対象とした。有効回答数は303件。

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