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「代表取締役の住所」非公開はわずか6.7%、その理由は?(1/2 ページ)

代表取締役の住所を一部非公開にできる制度開始から1年。東京商工リサーチ調査によると、非公開実施は6.7%にとどまり、大企業や飲食業で高いことが分かった。

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 代表取締役の住所を一部非公開にできる制度(代表取締役等住所非表示措置)が開始されてから、1年が経過した。東京商工リサーチによると、2024年10月の調査では、約3割の企業が「今後1年以内に非公開にする予定」と回答していたが、実際に「非公開」とした企業は6.7%にとどまった。

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代表取締役の住所の一部非公開を選択できる制度開始から1年が経過(画像はイメージ、提供:写真AC)

 代表者の住所を「非公開にしていない」は78.0%、「分からない」は15.2%だった。

 「非公開にした」と答えた企業を規模別で見ると、大企業で14.9%、中小企業で6.0%と、大企業が2倍以上高い結果に。一方「非公開にしていない」と答えたのは、大企業で63.2%(300社)、中小企業で79.3%(4205社)だった。

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住所を非公開にしている企業はどのくらいか(出所:プレスリリース、以下同)

 「非公開にした」と答えた企業を業種別に見ると、「飲食店」(17.9%)が最も多く、次いで「ゴム製品製造業」(15.0%)、「その他の製造業」(13.7%)、「鉄鋼業」(13.3%)と続いた。

 一方、「非公開にしていない」は「貸金業、クレジットカード業など非預金信用機関」(100%)、「繊維・衣服・身の回り品小売業」(90.9%)、「洗濯・理容・美容・浴場業」「金融商品取引業、商品先物取引業」(いずれも88.8%)が上位を占めた。

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非公開にした業種/していない業種

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