2015年7月27日以前の記事
検索
ニュース

仕事でAIを使うのは“こっそり”? 過半数が「上司や同僚に隠した経験あり」と回答

20〜60代のビジネスパーソンの半数以上がAI利用を「隠した経験がある」と答えたことが分かった。また、AI活用によって起きたミスや叱責はどのようなものだったのだろうか?

Share
Tweet
LINE
Hatena
-

 人材サービス「ITプロパートナーズ」を展開するHajimari(東京都渋谷区)は、20〜60代のビジネスパーソンを対象に「生成AI活用に関する実態調査」を実施した。その結果、AIを使ったことがある人の過半数が利用を「隠した経験がある」と答えた。


「生成AI活用に関する実態調査」を実施(出所:ゲッティイメージズ)

 職種、業種を絞らずビジネスパーソンを対象に調査したところ、AIを利用している人は44.9%、利用していない人は55.0%だった。

 AIを利用している人のうち、「業務でのAI利用を隠した経験がない」と答えたのは約4割にとどまり、利用者の過半数は「一度はAI利用を隠した経験がある」ことが分かった。特に20代では「隠した経験あり」が63.1%と最も高く、「よく隠している」(13.6%)と答えた割合も最多だった。


生成AIを使っていることを同僚や上司に隠したことはあるか(出所:プレスリリース、以下同)

 AI使用によってミスや叱責されることを経験した人は78.6%に上った。具体的な失敗として最も多かったのは「AIに頼りすぎて、自分の思考や提案の深みが不足していると注意された」(37.4%)だった。以降、「出典を明示せず流用して注意された」(15.4%)、「AI生成の文章や資料の完成度が低く、やり直しになった/納期遅延を招いた」(14.1%)が続いた。


業務において生成AIを活用したことで叱責やミスにつながった経験はあるか

 ミスや叱責について年代別では、20代が86.4%と最も高く、30代(81.0%)、40代(79.3%)、60代(78.9%)が続いた。50代は65.8%にとどまった。


世代別、業務において生成AIを活用したことで叱責やミスにつながった経験はあるか

 一方でAIを活用していない人は、今後AIについて学習しようと思っているのか。「全く興味がなく、学ぶつもりはない」(48.3%)、「あまり興味が無く、学びたいとは思っていない」(29.5%)と、消極的な層が全体の約8割を占めた。「興味があり、学びたいと考えている」と答えた人は19.2%にとどまった。


生成AIをこれから学びたいと思うか

 本調査は9月、20〜60代のビジネスパーソン861人を対象に、インターネットで実施した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る