調査リポート
初年度の平均年収「496万6000円」で過去最高、年収が高い業種トップ3は?(1/2 ページ)
マイナビによると、7〜9月の正社員の平均初年度年収は496万6000円で、過去最高額を更新したと分かった。
マイナビが運営する転職情報サイト「マイナビ転職」は、「正社員の平均初年度年収推移レポート」「正社員求人件数・応募数推移レポート」を発表した。7〜9月の正社員の平均初年度年収(以下、平均年収)は496万6000円で、前年同期(469万5000円)から27万1000円増加し、過去最高額を更新したことが分かった。
未経験者求人の平均年収は448万2000円で、前年同期から12万5000円増加。経験者求人は560万2000円で、前年同期から25万5000円増加した。
未経験者求人と経験者求人における平均年収の差は112万円で、前年同期(99万円)から13万円増加。調査開始の2018年以降で最高額となった。
2025年7〜9月の正社員の求人件数は、2023年平均比で164.6%となり、前年同期(115.8%)から48.8ポイント増加した。マイナビは「2024年10〜12月から特に高水準で推移しており、企業の人材獲得競争は厳しい状態が続いている」と分析した。
募集比率は、未経験者向け求人が56.8%、経験者向け求人が43.2%だった。特に2024年4〜6月から経験者向け求人が増加傾向にあり、採用ニーズの高まりがうかがえた。
求人への応募数も2023年平均比で125.3%となり、前年同期(118.1%)から7.2ポイント増加。企業・転職者ともに動きが活発化していることが分かった。
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