ニュース
鉄道にも“リユース”の波 東急9000系が西武線で生まれ変わる(3/3 ページ)
西武鉄道の小手指車両基地に今年8月、東急電鉄から譲り受けた東急9000系の中古車両が到着した。省エネ性能の高い「サステナ車両」の導入計画の一環で、改造を施したのち、西武7000系として運行を開始する。
東急の車両工場でも改造
東急から西武への譲渡前に、東急の長津田車両工場で改造を受けた車両もある。
10月3日、取材で長津田車両工場を訪れると、西武に譲渡される車両の駆動装置交換、半自動ドア化、排障器(スカート)の交換などが実施されていた。いずれも西武線内での運行に必要な改造だ。東急電鉄の関係者は「新天地でも多くの人のために活躍してもらえることが嬉しい」と話した。
西武は7000系を多摩川線、多摩湖線、西武秩父線、狭山線に投入する計画で、2026年度の運行開始を予定している。(文 鴨志田拓海、成田隼)
copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.


