コラム
「マネージャーになったら忙しい」本当の理由 役割を見直すという考え方(1/3 ページ)
一般職からマネージャーになると、これまでのタスク管理だけでは成果が出にくくなる。忙しい日々の中で成果を上げるには、「マネージャー」という役割を細分化し、目的や目標を再定義することが重要だ。
一般職とマネージャーでは、仕事の量と質がまったく違います。多くの人が、一般職からマネージャーになったとたんに、これまでの仕事(タスク)のマネジメントが通用しなくなり、本来求められているマネージャーとしての結果を得ることができなくなるといったことが起きてしまいます。
マネージャーの仕事とは?
マネージャーとひと言でいっても、マネージャーだからこれをしなければならないというものはありませんし、会社の規模や仕事内容、経営陣からの期待度や指示内容によっても大きく変わります。定義がしにくく、明確なスキルというものが見えにくい、マネージャーという職種をまっとうするのは、簡単なことではなさそうです。
かつて、ミンツバーグは、「マネージャーの仕事」の中で、マネージャーの仕事には次のような特徴があると述べました。
- いつも時間に追われている
- さまざまな活動を短時間ずつおこなう
- 互いに関連性のない業務を細切れに行う
- 頻繁に自分自身でものごとを実行する
- 非公式・口頭のコミュニケーションを好む
- 人との接触の多くをヨコの人間関係が占める
- しばしば目に見えない形でコントロールを行う
30年以上も前に提唱されたものですが、大半のことが現在にも言えることでしょう。
上記に挙げられたこれらの特徴を時間管理の観点から見ても、とてもやっかいで、とても管理できそうにもないと感じるかもしれません。
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