新社会人の6割が「転職意向あり」 前年比5.5ポイント増の現実（1/3 ページ）

マイナビの25年卒入社半年後調査によると、社会人生活を表す漢字一文字の1位は「学」。就活時は「楽」が最多で、インターン参加日数が長いほど勤務先満足度が高く、入社後の定着にもつながる傾向があることが分かった。

[カワブチカズキ，ITmedia]

　マイナビが2025年卒の入社半年後調査の結果を発表した。入社後の社会人生活を表した漢字一文字を見ると、1位は「学」（7.62％）、以下「楽」（5.21％）、「苦」（4.41％）、「忙」（4.01％）、「疲」（3.01％）と、前年も上位だった漢字が並んだ。

2025年卒の入社半年後調査（画像はイメージ、提供：写真AC）

　「学」を選んだ理由では、「専門知識だけでなく、人間関係、社会の仕組みなど、学ぶことが多い」といった意見が寄せられ、幅広く社会のことを学んでいる様子がうかがえた。

　就職活動を表す漢字を聞いた際には、「楽」（5.25％）が最多だった。理由として、「大変なことや面倒なこともたくさんあったが、振り返ってみると楽しかった」など、就活にも楽しさを見いだしていたようだ。

新社会人生活を表す漢字一文字（出所：プレスリリース、以下同）

その漢字を選んだ理由

　就活時と入社半年後で、勤務先の満足度に違いはあるか聞いた。その結果、就活時の入社予定先満足度は「高い」が91.2％を占め、2024年卒（89.6％）から1.6ポイント高かった。

　一方、入社半年後の勤務先満足度では「高い」は78.0％にとどまり、就活時の満足度と比べると13.2ポイントの差があった。

就活時と入社半年後。勤務先の満足度に違いは？