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共感止まりに不満? 1on1で明らかになった“上司の現実・部下の理想”ギャップ

部下の成長支援や課題解決を目的とした場として定着しつつある1on1。その運用を巡って上司と部下の間にズレが生じているようだ。MENTAGRAPH(東京都中央区)が実施した調査によると、上司が想定する「現実」と部下が求める「理想」には明確なギャップが見られたという。部下が本当に求めている支援とは?

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 部下の成長支援や課題解決を目的とした場として定着しつつある1on1。その運用を巡って上司と部下の間にズレが生じているようだ。マネジメント支援ツールなどを展開するMENTAGRAPH(東京都中央区)の調査によると、上司が想定する「現実」と部下が求める「理想」には、明確なギャップが見られたという。部下が1on1で求めていることとは?

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1on1における「上司の現実」と「部下の理想」(写真AC)

部下はスポット的に望む1on1 一方の上司は……?

 1on1の頻度について理想と現状を尋ねた。「必要に応じて」の実施を望む部下は20.0%に上った。一方で、実際に「必要に応じて」実施しているとした上司は6.3%と、13.7ポイントのギャップが見られた。

 他方「週1回」「隔週」「月1回」などの定例頻度は、いずれも部下の理想が現実を下回る結果に。部下は課題が発生したときにスポットで1on1を実施したいと考えている様子が明らかになった。

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1on1の実施頻度の理想と現実(MENTAGRAPH調べ)

 1回当たりの理想の所要時間について、「15分未満」とした部下は24.5%に上った。対して、現実では「15分未満」の実施は14.0%と1割程度にとどまり、10.5ポイントのギャップが見られた。また、「15〜30分未満」という回答は、部下の理想よりも現実の方が8.5ポイントも上回る結果に。部下は全体として、短時間・高密度の面談設計を支持していることが分かった。

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1回当たりの所要時間の理想と現実(MENTAGRAPH調べ)

 1on1で良い成果について話題になったとき、部下は「次に進めるための設計」を最も求めていることが明らかになった。具体的に「今後の期待値の確認」を望む部下は34.2%に上った。

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良い成果について話題になったときの対応(MENTAGRAPH調べ)

共感よりも解決策を求める部下

 課題や失敗の場面で「共感」を求める部下は25.9%と3割に満たなかった。一方で「解決策を求める」という回答は51.7%に上り、共感で止めず「行動まで落とす」支援を求める傾向が明らかになった。また、「今後の成長計画を立てる」は部下の30.9%が希望しているのに対し、現実の対応では18.0%に留まる結果に。12.9ポイントのギャップが見られた。

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課題や失敗について話題になったときの対応(MENTAGRAPH調べ)

 調査期間は6月27日〜7月3日、分析期間は11月15日〜12月15日。20〜65歳のビジネスパーソン724人(管理職300人・非管理職424人)から回答を得た。

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