スティーブ・ジョブズの黒タートルネックから学ぶ 先延ばしグセを克服する、2つの方法(3/3 ページ)
後でもっとしんどくなると分かっているのに、なぜ人は先延ばしをするのだろうか。スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグが実践していた方法と併せて、『科学的根拠で 先延ばしグセをなくす』より、先延ばしを防ぐ2つのアイデアについて解説する。
「意思決定の数」を減らす、3つのアイデア
決定による疲労を減らして、意志力を確保するためにできる3つのシンプルな方法を紹介しよう。
前日の夜に翌日のことを決める
明日、どの服を着ようか? 朝食に何を食べればいいか? ジムに行くべきか、もう1時間寝るべきか? 以上のことは前日の夜に決定しておけばいい。そうすれば、翌日、それらの選択をするために意志力をムダにする必要がなくなる。
食事の選択で迷わないようにする
私の朝食はいつも同じで、1杯のブラックコーヒーだ。昼食はほとんどいつも温野菜とチーズの組み合わせである。夕食は3種類の食事から決定することにしている。決定数が少ないと思わないか? 平均的な人が1日に食事に関して227の決定を下していることと比べてみよう。
最低限の衣類で過ごす
スティーブ・ジョブズはいつも、スニーカーと黒のタートルネックという服装で登場することで有名だった。バラク・オバマは大統領だったとき、たった3〜4着のスーツから選んでいた。マーク・ザッカーバーグはクローゼットに同じようなグレイのシャツを10着そろえている。
もちろん、そこまでする必要はないが、衣類のコレクションを少しシンプルにしよう。持っている服が少なければ、どれにするかを決定するためにエネルギーを浪費せずにすむ。生活をシンプルにすることは、決定による疲労を軽減し、タンクにたくさんある意志力を先延ばしグセの克服に役立てられる。
著者プロフィール:ニルス・ソルツゲバー(にるす・そるつげばー)
起業家・著述家・ブロガー。かつては「筋金入りの先延ばし屋」だったが、科学的根拠にもとづく方法を何百冊もの自己啓発書から徹底的に学び、ついにその悪習を克服。生産的で満ち足りた人生へと変わる。ポジティブ心理学、睡眠、瞑想に精通し、執筆や心理学研究、そして世界中を旅することをこよなく愛している。
翻訳者プロフィール:弓場隆(ゆみばたかし)
翻訳家。主な訳書に『一流の人に学ぶ自分の磨き方』(小社刊)、『人生を最大限に生きる』『うまくいっている人の考え方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『「人の上に立つ」ために本当に大切なこと』(ダイヤモンド社)がある。
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