AI時代の生き残り戦略 「挟まれ役」「泥臭い調整」が必要なポジションで活躍するススメ(2/2 ページ)
無駄の多い会議、上と下から板挟みにされる中間管理職……。近年、敬遠されがちなこれらのビジネスの文化も、これからのAI時代には逆に重宝されるかもしれません。
「挟まれ役」「泥臭い調整」が必要なポジションで生き残る
本来的に企業組織におけるコミュニケーションコストは甚大な負担でありながら、現実的には正社員の人力による以外の解決方法が開発されていません。さまざまな企業の失敗事例の研究などを読んでいると、ほとんどの問題の根源はこのコミュニケーションコストの軽視、またはその品質が不十分であったことによるものではないかと感じるほどです。
これはAIにも部外者たるコンサルにも解決できる類の問題ではないと考えています。正社員が膨大な関係者一人一人のペインポイントを分析しつつ、一つ一つの利害を解きほぐす泥臭い調整をひたすら続けることでしか解消できない類のものではないかと思います。
そうしたことも踏まえここで提案したいのは、あなた自身がその企業組織最大のコストたるコミュニケーションコスト負担の最前線に立ってみてはどうかということです。
このような挟まれ仕事は大変さばかりが強調されることですが、一方でその存在がどのくらい社内でありがたがられるかも一考に値します。皆さまも何か困った時に、「あの人に声をかければなんとかなる」みたいな人の心あたりはないでしょうか。
それです。
また、そのような立ち回りにより、さまざまな案件に首を突っ込み板挟みになり続けることは、同時に社内のあらゆる情報ソースに触れることにつながります。結果的にさらに人脈が増えて情報が集まり、社内での価値が加速度的に高まっていくことになろうかと思います。また同時に社内に大量の「貸し」をバラまくことにもなるでしょう。
そうしていく内に偉い人に認知されて「奴を手元に置いておけば能動的に仕事を拾ってくれて楽になるな」と感じさせることができれば、彼が本部長や執行役員になる際に「誰を下に持ってきたいか」の人選に入れるやもしれません(実際そんな事例を見てきました)。
このように「コミュニケーションコスト」に注目することで、AIの台頭するこれからの時代にビジネスパーソンが生き残るためのヒントが見えてきます。ぜひ戦略に加えてみてください。
著者プロフィール:株式会社板橋 東京中央支店
(カブシキガイシャイタバシ トウキョウチュウオウシテン)
板橋区出身。慶應義塾大学卒。現在は私文ホワイトカラー(マネージャー)。
趣味は喫茶店巡り。
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